平成23年6月から始めた新しい試みを報告します。
今までは、空気で胃腸を膨らませて内視鏡検査をしていました。
ゲップやおならが出れば少しずつ楽になりますが、検査後しばらくお腹が張ることがありました。
当院では炭酸ガスを使って内視鏡検査を行うことでこの問題を解決しました。空気と違って、炭酸ガスはすぐに吸収されて息として体の外へ出ていきます。検査後に残った炭酸ガスはゲップやおならといった形で出さなくても、早期に吸収されてお腹の張りが取れるのです。
一度検査されるとよくわかっていただけます。
平成20年5月、外来棟増築時に、内視鏡室の充実をはかりました。
290シリーズ(オリンパス製)
オリンパス社製、NBI観察可能な290シリーズの内視鏡装置が2組配置され、同時に並行しての検査可能になりました。 通常の内視鏡装置に加えて、経鼻内視鏡や、拡大内視鏡等も準備し、プローブ型の超音波装置も導入しました。 |
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苦痛の少ない経鼻内視鏡検査から、拡大、NBIを使用した精密検査まで、対応可能です。検査前の前処置が検査の質を左右しますので、まずは、外来受診ください。内科、外科、放射線科、各科で検査に対応可能です。
内視鏡的な胃及び大腸腫瘍の切除術も行っています。また、当院の特長として開院当初から胆のう、胆管および膵の内視鏡検査と内視鏡下の治療にも力をいれています。